全国高校駅伝

http://www.koukouekiden.jp/bulletin/2018result_female.pdf
http://www.koukouekiden.jp/bulletin/2018result_male.pdf

今回は留学生のインパクトがすごかった。
神村学園が初優勝。カマウ選手、15'06ですよ。これはすごい。世界レベル。
区間2位のモカヤ選手も15'10。3位のムカリ選手も15'10。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/475238/
カマウ選手はクラスでも人気者らしく、平田選手が日本語を教えたそうな。
すごく素敵な記事。
1区の廣中選手は抑え目のペースで入って歴代2位。強い。

男子も倉敷はキプラガットが進撃の走り。世羅も1年ムワニキが爆発。
3区・4区の留学生勝負となり、そうなるとポイントが6区になった。
倉敷側に立つと、6区のリベンジは爽快だったでしょう。計算通り、見事な優勝でした。
タイムも高レベルで、3位の学石までが2分台。6位までが3分台。
また、今年は各地区伝統校、強豪校が破れ初出場チームが8校。
その中でも宮崎日大12位、鎌倉学園16位など大健闘。他に67年振りの韮山が20位、我が北海道栄も21位。平成ラストは新時代を予感させる大会だった。

男女ともに留学生の物議が毎年行われるが、今年はより顕著だったような。
第一に、留学生は異国の地に来て、慣れない生活と慣れないチームスポーツを一生懸命頑張っている。ここは紛れもない事実でありもや尊敬をすべき点であること。
そして、強豪校は常に駅伝での好結果を求められ、その結果がそぐわなかったら監督交代となる。
世間では鉄剤注射禁止やパワハラなどの問題が毎日のように取り沙汰され、今の時代に合った指導方法で、かつ選手の事を思えば伸び代を残しながら、学校が求める結果を残さなくてはいけないという事実もある。
留学生起用には費用も労力もかかるし、留学生を入学させて実績を残せなかったらそれこそ責任を問われる。それだけのリスクを踏まえて成果に結びつけるの努力がある。

ただ日本人とアフリカ人では大きな差があるので、いざレースになれば大きな差にはなってしまう。
留学生がいるチームが勝つと、留学生がいないと勝てないとなる。留学生がいないチームが勝っても、留学生がいればよかったとはなかなかならない。
今年は留学生パワーが炸裂した年だったし、強い留学生が集まったし、それだけアフリカのジュニアのレベルもあがっているということ。
監督はどうやって勝つか、どうやって選手を育てるか、いろんな葛藤がある中で戦っているはずです。

・35位 旭川龍谷 1時間12分30秒
1区伊藤 穂乃佳6km20'53区間36位
2区神部 涼4.0975km13'53区間36位
3区菊地 結香3km10'40区間49位
4区柴田 彩花3km9'57区間27位
5区金子 佑香5km17'07区間32位

・47位 札幌日大 1時間13分46秒
1区佐藤 実生6km21'15区間44位
2区二階堂 夏心4.0975km14'15区間44位
3区竹田 萌々花3km10'42区間52位
4区野戸 愛織3km10'12区間43位
5区大畑 実桜里5km17'22区間42位
・21位 北海道栄 2時間08分39秒
1区藤本 竜10km31'12区間29位
2区川原 樹3km8'31区間20位
3区小野 隆一朗8.1075km24'43区間17位
4区工藤 吏晟8.0875km24'06区間13位
5区高橋 勇大3km9'09区間27位
6区田中 遥人5km15'31区間33位
7区宮武 和矢5km15'27区間36位
龍谷、日大は不完全燃焼だったかな。龍谷は目標の69分台まであと2分30秒。
メンバー的には悪くなかったはずだけど、流れに乗れず・・・
でも佐藤選手の1区や柴田選手の順位をあげる走りなど、かっこよかった。
龍谷は部員がそこまで多いわけではない中で本当にすごいです。
日大は主力が来年3年生になる。来年1枠に戻るが、龍谷の意地も日大の久々の全道優勝も見たい。龍谷は頼りになるエース伊藤選手が卒業して、柴田選手金子選手の世代に。ここからが正念場な気もする。

栄は結構な快挙だと思います。当初の目標が20位、それを上方修正して15位としていました。当初の目標に近い21位でフィニッシュ。
3区4区の2年生コンビが都大路で躍動。でも2区・5区の川原選手高橋選手も逞しかった。
初出場みたいなもので21位はとんでもないこと。チーム平均タイムも全国的にはそこまで良いわけではなかった。
弱い弱い言われていた北海道ですよ。山の手が壁をぶち壊して、栄がそれに続いた。
間違いなく北海道のレベルは上がっている。来年は男子が2枠。早くも楽しみ。

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